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Date : 2006/01/26

アパレル業界屈指の最先端物流拠点「トリンプ静岡センター」
“売上規模1,000億円に対応”を目的とした第二期増築
新システム導入作業を完了し、2006年1月30日より本格稼動

「天使のブラ」「恋するブラ」でおなじみの女性インナーウェアメーカー、トリンプ・インターナショナル・ジャパン株式会社(本社:東京都大田区平和島6-1-1、代表取締役社長:吉越浩一郎、資本金:26億円)では、物流機能の中枢「トリンプ静岡センター(所在地:静岡県掛川市)」の第二期増築工事における新システム調整作業等をこのほど完了、2006年1月30日より本格稼動します。

最先端物流拠点「トリンプ静岡センター」 画像

1995年9月に設立された「トリンプ静岡センター(旧称:トリンプ大東センター)」は、ブラジャーのサイズやカップ、カラーバリエーションの組み合わせでSKUが多くならざるを得ないインナーウェア業界において、店頭に安定的に売れ筋商品を供給するため『当日受注・当日出荷』を実現した物流センターです。入荷した商品を自動的にサイズ別に仕分けして収納する「自動倉庫」や、受注内容に応じて適正なサイズの出荷用段ボールを自動製函するシステム、さらに作業員の熟練度に依存せずとも正確な出荷商品の仕分け(ピッキング)を実現した「マップカート」導入など、世界初・日本初(当時)の様々な最新ハイテク技術が駆使された物流施設として、関連業界のみならず幅広く注目を集め続け、現在に至っています。

日本法人創立40周年にあたる2004年に、念願の売上高500億円突破を達成したトリンプでは、将来的な更なる業容拡大に備えるために、総額20億円を投じて、同年4月当センターの大幅な増築工事に着工しました。

延べ床面積やコンベアの長さが従来のほぼ2倍となった「トリンプ静岡センター」は、設備能力がフル稼働した場合には作業能力も倍増となる見込みで、既存棟設備を170%稼動して実現している、現在の1日当たり約14万枚という出荷能力が今回の増設に伴い、設計上は1日あたり20万枚まで出荷可能になると試算しています。
今後更なる改善を積み上げ、トリンプの全社売上高が1,000億円規模に到達した際には、30万枚/日の出荷能力を実現する計画です。

またトリンプでは、売上高物流経費率を従来の3.77%から3%以内にまで低減させることを目標としており、この達成により6年間で今回の「トリンプ静岡センター」第二期増築への投資を回収する計画です。

さらに2004年12月に当センターに隣接する用地(敷地面積27,275平方メートル) を静岡県より新たに購入し、想定している以上の急速な業容拡大の局面でも、随時増築・増床工事に着手できるよう体制を整えています。

■既存棟と増築棟主な概要比較
  既存棟 増築棟 増築後の規模
延べ床面積 10,853平方メートル 9,289平方メートル 20,143平方メートル
コンベア長 1,663メートル 1,780メートル 3,443メートル
ピッキング間口 22,200 23,376 45,576

■増築棟、新システムの主なポイント

1.DPS(デジタルピッキングシステム)の導入

主力商品の出荷セット作成等のピッキング作業に、従来の「マップカート」の3倍の生産性を見込めるDPSを導入しました。
「マップカート」使用による主力商品のセット作成は、ピッカー(ピッキング作業者)がカートを押して集品を行なうため、カートの混雑等の不都合が発生していましたが、DPSの導入により、予めピッカーの前に集品されるSKUがカートンで置いてあり、棚にデジタル表示される枚数分ピッキングしていく方式に変わることで飛躍的な効率化が実現しました。
また、DPSの場合、6カートン分のストックが棚に保管可能であるため、従来のように、ピッカーがカートンの補充を待たねばならないような無駄な時間を解消しました。

「トリンプ静岡センター」の物流設備 画像
2.セグメント別棚運用

ピッキングの規模の拡大により、ピック棚の設定を販売チャネル別/グレード別商品群に分類しました。
販売チャネルや個々の店舗により、取り扱う商品群が細分化されてきた現在の集品に効率良く対応できます。

3.ゾーンピックとエリアピックのミックス

DPSに加え、エリアピックゾーンを導入しました。
各販売チャネル/グレード別に作られたゾーンを2つにまとめ
てエリアとし、このエリアを一人のピッカーが担当します。これによって、マップカートとの受け渡し時間の短縮を図ります。

ゾーンピックとエリアピック 画像
4.出荷待ち倉庫の導入

先納期の格納場所として、出荷ラインにバッファー倉庫行きのコンベアを導入しました。
従来は、先行作業を行って、出荷待ちのケースはパレット積み(平積み)し、発送シールを基に、出荷日が来るとパレットから出荷ラインにマニュアルで再投入していましたが、バッファー倉庫の導入により、出荷日が来ると自動的にコンベア上に搬送され、出荷されます。

5.入庫ラインの増加

入庫ライン(ベルトコンベア)を2ラインに増やすことで、40フィートのフルコンテナが到着すると、即時入荷処理をすることが可能になりました。これにより、輸送便の待機時間が縮小されます。

6.自動倉庫クレーンのスピードアップ

従来クレーン6台・12列であった自動倉庫のクレーン台数を6台増やし、クレーン12台・24列へと倍増することで、入荷された商品の収容能力を倍増させました。また、クレーン自体の動きをスピードアップさせることにより、既存の自動倉庫内における入出庫作業の搬送能力を1.5倍高めました。

7.入庫後即在庫反映するシステムの導入

トリンプ静岡センターに入庫した商品は、自動倉庫、もしくはピックエリアに着くと即オーダー対象の商品としてQP(本社基幹システム)に反映されるシステムを導入しました。
これにより、従来入庫してからオーダー開始まで1日を要したものが、営業サイドからの緊急な要望にも即時対応が可能となります。

8.物流ソフトのプログラム本数

一般的に、物流システムとして使用するプログラム本数が600本〜700本で「超大規模なシステム」と評価されますが、 「トリンプ静岡センター」では、その約4倍にも相当する、2,300本のプログラムでソフトを構築しています。

上記の通り「トリンプ静岡センター」では、百貨店、量販店、専門店の多種多様な納品形態に対応し、且つ、膨大な商品アイテムを完全自動化された制御のもとで、出荷するシステムを実現したことで、超フレキシブルな対応が可能とりました。

「トリンプ静岡センター」所在地

〒437-1432 
静岡県掛川市上土方工業団地29-5